早稲田生って馬鹿ばかりって思ってる君へ

早稲田大学公認イベント企画サークルqoon(クーン)の新歓用ブログです。

差別しているのは、

 

差別しているのは、私だ。

 

 

 

 

LGBTフレンドリーみたいな顔をして。なんでも知っているような顔をしやがって。
差別しているのは、差別していないという私なのだ。

可哀想な誰か、みたいなイメージを作り出してはいないだろうか。

 

私が知っているのは、私の中の少しだけだ。私自身のことすらすべてわからない私が、私以外の誰かをわかったような顔で歩いている気持ち悪さよ。
私は誰のALLYなんだ。誰の同盟で、誰の仲間なのか。
何のために怒り、声をあげるのか?そもそもこれは怒りなのか。
正直しんどい。逃げたい。偽善者みたいな自分を殴り殺して、今すぐ東京ディズニーランドにでも行きたい。自分を偽善者かと疑う自分を刺し殺して、キラキラの笑顔で「みんな違ってみんないい♡」とイベントをやりたい。どっちかになりたい。なりたいけどなれないし、なるもんかとも思う。

 

 


それでもやる。無数の未解決の問をぐるぐるお腹にためこんで、吐きそうになりながらも吐けないという苦痛にまみれてもやる。

なんでやるのか、

究極のところ自分のためなんだと思う。
もう二度と、慶応大学経済学部に所属しているニセ彼氏の話を、飲み会の場でしてたまるか、というアレかもしれない。
櫻井翔と彼女の性格を足して2で割ったイケメン彼氏(嘘)の話を、惚気ではなく恐怖で顔を真っ赤にしながら語ってたまるか、というアレかもしれない。
笑えない教授のジョークで満たされた教室で、正義について学ばないためかもしれない。

3年前、先輩の企画で感激した私の体験を、他の人にもしてほしいからかもしれない。
「誰もが誰かのALLYになれる」というフレーズに感激した時の余韻がまだ残っているからかもしれない。

 

 


結局お前のオナニーじゃねえか、と言われれば反論は厳しい。

 

 

 

イベントをやっても、私のGPAが上がることはおろか単位も手に入らない。
バイト代も入らない。
好きなアイドルのコンサートのチケットも手に入らない。
そして何より、機嫌が悪いとすぐ既読無視する彼女が、どんな時もLINEを返してくれるようになるわけじゃない。

 

 

でもやる。
自分が差別していることを忘れないために。
死ぬほどめんどくさい「多様性」とやらが、なんだかんだ言ってすばらしいと知りたいから。
知らない相手と語り、向き合う体力を手に入れるために。

 

 

虹色のわせだ学報、レインボーフラッグを持って微笑むCAMPUS NOW、などなど。華やかな誌面で微笑む自分自身に塗りつぶされてたまるか。
私は虹色じゃない。
赤と紫が好き!!!!これが私の色!!!!!

 

 

 

 

そんなこんなで。
今年もしんどい季節がやってきます。準備シーズン到来です。善か偽善か。オナニーか、オナニーじゃないのか。全然わからないけど、なんかやらないと自分が虹色に染まってしまいそうなのでやります。

やる予定です。来年も、LGBT関連のイベント。

のたうち回って自問自答して悶々としながらも、虹色の向こう側で私とイベントを作りたい人、いれば今度の新歓(12月15日)来てください。
赤と、紫と、青と、黄色と…って、色鉛筆みたいにきれいな個性を持った人間はコンパ会場にいないと思います。蛍光ピンクと、エメラルドグリーン、漆黒、、よくわかんない色の人間と、苦しみながら汚い虹色を描いてみませんか。

 

 

 

 

そんなドMじゃねえし、という人。
どうか是非、来年のイベントを見かけたらリアクションください。

早稲田に突如たくさんの虹がかかった2017年。
それに塗りつぶされた声を、それに勇気をもらった声を、あなたの声を私は感じたいので。

 

 


「みんな違ってみんないい♡」じゃ困るんだわ!!っていう。

当事者とかそうじゃないとかよくわからないとかのどこかしんどい私とあなたのためのイベントをつくるぞーーーー!おーーー!